痛み・しびれの根本改善&再発予防なら和整体・整骨院

 

 

 過酷な訓練を行って宇宙に行ったはずの宇宙飛行士が、宇宙から戻ってくると、その肉体には高齢者と同等の兆候が見られるのはなぜでしょうか。無重力空間で過ごした身体には老化と同じ症状が起こっているのです。

 

 重力があるから身体が重たい、歩くのが辛い、起き上がるのが辛い、荷物が重たいと思ったことはありませんか?しかし重力はヒトの味方だったのです。なぜならヒトの身体は重力を受けて活動することに適した進化を遂げた為、重力なしでは機能が衰えてしまうのです。この事を知っていれば、「安静にしていれば治る」が常に正しい選択ではない事を知ってほしいのです。

 

70日寝るだけで200万円の仕事

 寝てるだけでお金がもらえる仕事、なんとも楽な仕事だと思いませんか?そんな夢のような仕事が実は本当にあったのです。この仕事はあのアメリカ航空宇宙局(National Aeronautics and Space Administration)NASAの研究に携わるお仕事でした。仕事内容は70日間をベッドに横たわり過ごす、その報酬は破格の約200万円でした。実は宇宙環境が人体の骨格と筋肉に与える影響を評価するための研究だったのです。

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 この研究では、参加者は足元が6度に傾いたベッドに寝て過ごします。実際に横たわってみると、これは非常に居心地の悪い角度だそうです。これは、ソ連の宇宙飛行士が、地球に戻ってから水平なベッドに寝ていると、身体が足の方へずり落ちてしまいそうに感じると訴えた事から実験に応用されています。頭と上半身に血液が集まる無重力に近い形が作られているのでした。

 

 参加者の中にはトライアスロン競技のために厳しいトレーニングを積んだ、所謂スーパーアスリートもいました。しかし、簡単な仕事に思える寝る仕事は想像以上のものだったそうです。実験開始から5日間はひどい頭痛と首や背中の痛みに苦しみ、良く眠れなかったそうです。しかし、1週間後、身体はゆっくりと順応し始めました。肉体的苦痛は弱まり、本を読んだり、テレビを見たりして過ごすことができるようになります。ヒトの身体は過ごす環境に順応することができるのです。

 

様々な環境に適応できるヒトの身体

 無重力環境で過ごすのは、地上で暮らすヒトにとってとても不自然な状態です。それは重力環境で進化して、成長して、身体を作っているからです。ヒトの身体の素晴らしい所は順応性に有ります。重力環境から無重力環境に適した身体になり、無重力環境から重力環境に適した身体に順応できるのです。

 

 無重力環境で過ごした後に、重力環境で過ごすようになると身体から様々な症状が現れます。

・立ったり座ったりする時に働くはずの自律神経が姿勢に合わせて血圧を調整することができない。

・有酸素運動時の体内に蓄える事が出来る酸素量が少なくなる。

・骨からカルシウムが溶け出し骨量が減る。

・赤血球が減少し貧血になる。

・背骨を支える筋肉と、下肢の筋肉が大きく衰退する。

・腸機能の低下により小腸からのカルシウム吸収効率が低下する。

・免疫系の働きが低下し身体の状態を安定させておくことが難しくなる。

・暑さや寒さを敏感に感じるようになる。

・眠りが浅くなる。

・視力が低下してぼんやりみえる。

・姿勢を維持できず、うまく歩けずにフラフラ、廊下を上手く曲がれず壁にぶつかる。

 この症状が発症している人は地上で過ごしている人にも多く現れています。冒頭の話を読まずに、この箇条書きの部分を読み想像できるのは高齢者ではないでしょうか。

 

 しかし、全ての高齢者が箇条書きに当てはまるとは言えません。元気な人もいれば、病気がちな人もいます。その明暗を分ける部分は、重力に対して正しく抵抗しているかどうかなのです。

 

 少し宇宙飛行士の話に戻ります。宇宙環境で過ごした宇宙飛行士は、地上に戻ってきた時には自立できず肩を借りて移動しています。これは筋力が低下して歩けないのではないのです。もし、筋力低下が原因で在れば宇宙船の中で筋トレを欠かさずやっていれば防げるはずです。実際、宇宙ステーションで筋トレを行っていても立てなかった。では、何が原因だったのでしょう。

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古川聡 Satoshi Furukawa @Astro_Satoshi Twitterより

2011-11-26 09:35:08

おかげさまで無事帰還しました。応援ありがとうございました。

2011-11-26 09:37:12

昨日11月24日はアメリカでは感謝祭でした。私にとっては、応援してくれた全ての皆さんに感謝する日でもありました。では、帰還後の身体の変化について簡単にご報告します

2011-11-26 09:40:29

地球帰還当日、気分は最高だが身体はまるで軟体動物のよう。身体の重心がどこだか全く分からず、立っていられない、歩けない。平衡感覚がわからず、下を見ると頭がくらくらして気分が悪くなる。歩くつもりで足を出すが、太腿が思っているほど上がっておらずつまずく。

2011-11-27 08:04:47

ドクターの観点から。重力は、耳の奥にある前庭という部分で感知される。前庭がすっかり無重量環境に慣れてしまったため、再び重力に適応するための過程だったのであろう。

2011-11-28 10:07:40

着陸当日の続き。とにかく身体、特に頭が重い。頭の存在を強く意識し、首の筋肉を使って頭を支えているという感覚が強くある。

2011-11-28 10:10:11

寝ていても座っていても、おしりなど身体の重みが一番かかる下になっている部分がとても痛い。なんとかしてって感じ。

2011-11-30 12:58:19

飛行後のリハビリは、バランス感覚を取り戻すことに主眼が置かれている。筋力は、バーベルを上げたりする良い運動機器が現在の宇宙ステーションにあるおかげで、比較的良く保たれているから。

2011-11-30 13:00:19

Medicine ballと呼ばれるボールを使ったりして、全身のスムーズな協調運動回復を目指す。飛行前と比べて最初はぎこちなかった身体の動きが、日を追うごとに滑らかになってゆく

2011-12-06 10:47:23

飛行後のリハビリ継続中。バランス良くスムーズに歩けるようになったが、走るとまだ違和感あり。飛行前と比べ、身体が重く感じる。車の運転も開始。

 

2011-12-21 12:34:23

宇宙で感じる尿意は地上でのそれと少し違います。少し尿が溜まり、あと1時間くらいは大丈夫かなというような感覚はなく、突然尿意を感じた時はかなり満杯です不思議な感覚。

 

ツイートの引用は、以上です。

 古川聡さんが実際に宇宙から帰ってきた後のツイートです。古川聡さんが地上に戻ってきて体験した症状を、ずっと地上に居るのに体験している方は大勢いらしゃいますよね。

最先端の療法は歩行によるバランス強化

 宇宙航空研究開発機構 JAXAによると、帰還後45日間はリハビリを優先する期間を取り、段階的に行われています。最初は歩行などの基本的なバランスを含めた動きを中心に実施し、筋力など耐久力を付け、最後には敏捷性を取り戻すことに重点を置いていくプログラムとなっています。

 つまり、重力空間に適応するためには、筋トレ等ではなく歩行を行う事でバランス感覚を取り戻し老化から回復しているのです。ここに、正しく重力に対抗する答えがあります。年を取っても元気な方はしっかりと歩いて過ごしています。歩いていない場合は、重力に対応しない身体に変化していき、肩こり、腰痛、自律神経疾患、免疫疾患、内蔵疾患、骨粗しょう症が発症してしまいます。重力に対応できる身体は、骨もしっかりとし、バランスや重心がしっかりと定まっているので身体の不調は少なく、内蔵の不調も少ないのです。

 

 近年では手術後にできるだけ早く退院することが当たり前になってきました。これは実験から得られた知見が活かされているのです。早く活動を再開して重力に対抗した方が治りが早いからなのです。しかし、相反して、「痛みがあるうちは安静にしてください」と伝える方もいます。手術の傷跡が動くことで開いてしまう動きは避けるべきですが、動かして少し痛い程度であれば積極的に歩行を行うべきなのです。もし、安静にしてくださいと言われたあなたの状態が、坐骨神経痛や脊柱管狭窄症、変形性関節症、ヘルニア、腰の痛み、股関節の痛み、膝の痛み、背中の痛み、頭痛、めまい、妊娠時等であれば、動かない事は身体の治癒を遅らせている可能性が高いです

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 同じ70代、80代、90代の中でも、ピンピンしている人もいれば待合室から両手を引いて診察室まで移動する方もいます。重力に対応できている身体は生命力に満ち溢れていることが多いです。あなたの一番歩けていた時期はいつでしょうか?多くの方は10代の頃だと思います。10代の頃の身体は今と比べてどうでしたか?大半の方が今より元気だったと思います。しっかりと、身体が重力に対応できていないサインを受け止め、これからの生活を変えることで重力に対応した身体作りは可能です。

 

歩くことを軽視してはいけない

 ヒトがヒトたる所以は重力を受けながら行う直立二足歩行です。基本的には人は二足で歩くことで身体機能が正常に動いていきます。脳、心臓、消化、泌尿器機能全てが歩行と関わりあっています。もちろん歩き続けることで必要な重力への抵抗値も上がっていきます。当院に来られる方の多くは正常な歩き方ができなくなった方がほとんどです。10代の頃にできていた正常な歩き方が、歩かない環境に対応して歩き方を忘れてしまっているのです。そして、正常な歩き方は本を読んだからできるわけでもなく、教えられた瞬間にできるようになる訳でもありません。包丁も訓練しなければ上手に使えない様に、歩行も歩かなければ上手に歩けません。一歩一歩を大切にする意識を持ちましょう。

 

 この様な背景があって和整体では歩く事をとても重要視しています。ひとりひとりに合わせた方法で、少しずつ重力に対応できる身体作りを必ず指導しています。もし、あなたが身体に不調を感じ、このままでは良い未来はないと感じているのであれば和整体はとことんお付き合い致します。 治療に来られた方に口を酸っぱくして「歩けていますか?」と聞いているのはあなたの身体の為を想って言っているのです。「もう大丈夫」そう思える日が来るまで、私たちと一緒に頑張っていきましょう。

 

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